水産振興ONLINE

「水産振興コラム」は、電子版の特徴を生かして、水産に関連する
短編やエッセイ、連載記事など、より幅広い内容の電子記事を掲載するページです。

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水産振興コラム
変わる水産資源-私たちはどう向き合うか
第6回 
海中可視化技術の展望
~水産業から海洋状況把握まで
赤松 友成
(公財) 笹川平和財団 海洋政策研究所
2024年2月

現代の物流網は複雑精緻である。ウクライナで紛争が起こればアフリカの人々が飢え、半導体不足が自動車生産ラインの停止に直結する。もっと身近なところでは、かき氷やおでんの売り上げはその日の天候に大きく左右されるので、仕入れには予報と需要を見極めなければならない。
これらのバランスでおさえるべきポイントは3つある。需要と供給とサプライチェーンである。水産物では需要とサプライチェーンはよくつながっていて、冷凍ものから産地直送の新鮮な魚介類まで、できるだけ良い値で過不足なく売れるよう、流通と販売に携わる方々は日々苦労されている。一方で、供給側である漁業は獲ってみなければわからない状況が江戸時代から続いている。

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