一般財団法人 東京水産振興会

水産振興ONLINE

水産振興はこれまで多くの水産関係の皆様にご愛読いただいてまいりましたがより多くの皆様に親しんでいただくため「水産振興ONLINE として電子版の掲載を開始いたしました。「水産振興ONLINE 『水産振興第617号以降の号の電子版を掲載す「水産振興ウェブ版水産に関する様々な寄稿を掲載す「水産振興コラムにより水産に関する幅広い情報発信を行うサイトです。

水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
坂本 雅信
銚子市漁業協同組合
9

五島沖における
洋上風力発電事業の取組

今回、寄稿の機会をいただいたことに深く感謝申し上げます。それでは、最初に五島市の紹介をさせていただきます。五島市は、九州の最西端にあり、長崎港から西方海上約100kmの五島列島の南西部に位置し、11の有人島と52の無人島で構成され、島全体の景観は非常に美しく、その大部分が西海国立公園に指定されています。面積は、約420km2で、地形は極めて複雑であり、海岸線は屈曲に富んでいて、気候は対馬海流の影響を大きく受け、冬は暖かく夏は比較的涼しいといった海洋性の気候に属しています。ヤブツバキが多く自生する日本有数の椿の島で、「東の大島、西の五島」という評価をいただいています。

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最新刊
水産振興ウェブ版
629
202110

座談会 平成の漁業制度改革

矢花渉史/長谷成人/山口英彰/藤田仁司/横山健太郎/森健/赤塚祐史朗/萱嶋富彦/永田祥久/
清水浩太郎/加悦幸二/中村真弥/木村聡史/藤田晋吾/塩見泰央/冨澤輝樹/牧野誠人/西尾暁

2018年12月、当時の安倍晋三首相が70年ぶりに行われる漁業法の抜本改正と呼んだ「漁業法等の一部を改正する法律」が国会で可決された。この改正は、1949年に制定された「漁業法」の目的規定自体も改正し、区画漁業権や定置漁業権を都道府県知事が免許する際の優先順位規定を撤廃したり、各都道府県の海区漁業調整委員会の委員公選制を廃止したほか、我が国の国連海洋法条約批准の際にできたいわゆるTAC法に規定されていた海洋生物資源の保存管理に関することも一体の法律とするなどの大掛かりなものとなった。

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水産振興コラム
水族館の飼育係と「食」との交わり
新野 大
高知県立足摺海洋館 館長
12

父娘の絆で作られていた
三宅島のくさや

前回のくさやの話のつながりで、残念に感じているくさやのエピソードを紹介したい。
少し昔の話だが、東日本大震災やたび重なる台風による未曾有の自然災害を経験した2011年。そんな心痛む年を表す「今年の漢字」として、公募により第一位に選ばれたのが「絆」だ。選出した日本漢字能力検定協会はその理由として「東日本大震災や台風被害で家族の大切さを感じ、支援の輪も広がったことに加え女子サッカー・なでしこジャパンのチームワークも理由に挙がった」としている。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
坂本 雅信
銚子市漁業協同組合
8

日本一の水揚げ港、銚子がなぜ洋上風力発電に取り組むのか

銚子市沖における洋上風力発電事業の取り組みについて、リレーコラムを担当する銚子市漁業協同組合(銚子市漁協)の坂本雅信です。
日本有数の漁場である銚子市沖において進めている風力発電事業の取り組みについて、銚子市外川沖で行われた東京電力の試験事業を通じた知見や経験、地域との関わり、その中での漁業との共生、漁協組織の役割などについて紹介するとともに、漁業や漁協の将来の可能性としての洋上風力発電への向き合い方などについてもお話しさせていただき、なぜ銚子が洋上風力に取り組むのかについて紹介したいと思います。

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水産振興ウェブ版
628
20219

内水面漁協による環境保全活動について 第4回

玉置泰司/坪井潤一/阿久津正浩/高木優也/久保田仁志/吉田 豊
/小原明香/山口光太郎/関森清己/星河廣樹/澤本良宏/傳田郁夫

内水面漁協の主な収入源は組合員が納める賦課金・漁業権行使料及び遊漁者から徴収する遊漁料が主体であり、このほか市町村からの補助金、地元企業からの寄付金、漁業補償金等である。中央水産研究所の調査により、多くの漁協で組合員が納める賦課金・漁業権行使料収入よりも遊漁料収入が多いことが明らかとなった。しかし、近年遊漁者は減少し、漁協の収入が減少しつつある。一方、国民が望む漁協の活動として「河川清掃」や「水質改善」といった「環境保全」があげられている。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
富岡 啓二
(一社)全国底曳網漁業連合会
7

沖合域の漁業と浮体式洋上風力発電(福島沖を事例として)

(一社)全国底曳網漁業連合会の富岡と申します。(一財)東京水産振興会の長谷理事から始まった本コラム、7回目の今回は私が引き継がせていただきます。今回は、経済産業省資源エネルギー庁から委託を受け「福島洋上風力コンソーシアム」が2011年度から実施した「福島沖での浮体式洋上風力発電システム実証研究事業」の実施初期段階に発生した実証事業に対する漁業者の態度の硬化とその受容に係わった経験を紹介し、洋上風力発電と漁業との協調の場に忘れられがちな沖合域での漁業の存在に注意を促したいと思います。

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水産振興コラム
船上カメラマンとして見つめた水産業
神野 東子
6

船上カメラマン、落ちる!

船にお邪魔させていただく時に一番気をつけていることはもちろん、極力ご迷惑をお掛けしないことだ。当然、安全面にも最大限気を配る。救命胴衣の着用はもちろん、乗船前の神社でのお祓いや御守りの帯同など、不安要素を無くし、万全の態勢で撮影に臨んでいるつもりだ。しかしある春の日、私は船から落ちてしまったのであった。
北海道の春の定置網漁にお邪魔させてもらった5月、朝焼けがとても綺麗な日だった。カメラ、救命胴衣、御守りなどの持ち物はバッチリだし、体調も万全。いざ乗船させていただくと、船尾にコンパクトな焚き火があり、そこで暖を取ったりお話を伺ったりしながら漁場へ向かった。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
加賀山 祐
山形県庄内総合支庁
6

洋上風力発電に係る山形県の漁業協調策の検討とりまとめ

前回の笹原さんのコラムでは、山形県における洋上風力発電研究・検討の歩みの紹介がありました。その中でも触れられていますが、令和元年度に漁業者の観点から期待される漁業協調・振興策を検討するため「漁業協調策・漁業振興策等に関する研究会」が、令和2年度には研究会でとりまとめた漁業協調・振興策等を具体化し議論・検討を深化させるため...

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水産振興コラム
水族館の飼育係と「食」との交わり
新野 大
高知県立足摺海洋館 館長
11

強烈な香りの干物 “くさや” は美味い !

土佐清水の話を連続して書かせてもらったので、この辺で僕の大好きな干物「くさや」の話を。
僕は以前、あるテレビ番組に出た時にくさやの話をし “くさやのいい香り” とその匂いを表現すると、出演者から大ブーイングを受けた。「あれは香りなんていうものじゃなくて、においでしょ」と。違うんです、くさや好きにはたまらない、いい香りなんです!
伊豆七島周辺には温暖な美しい海が広がり、ムロアジやトビウオの好漁場になっている。その新鮮なムロアジやトビウオで作られる、新島をはじめとする伊豆七島名産の干物が「くさや」である。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
笹原 和人
山形県環境エネルギー部
5

山形県における洋上風力発電研究・検討の歩み

山形県は東北地方の日本海側南部に位置し、沿岸部は北から遊佐町、酒田市、鶴岡市の3市町で構成されております。この地域では、古来より海や山の幸が豊富であるとともに稲作も盛んで、住民は豊かな暮らしを送ってきましたが、冬季を中心に年間を通して風が強く、生活にとっては厳しい一面も持ち合わせております。

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水産振興コラム
豊洲市場 水産物流通の心臓部
第11回 終わりに
八田 大輔
(株)水産経済新聞社

東京・豊洲市場の活性化には仲卸業者や日々出入りする買出人・一般消費者のニーズを正確に把握し利用者の満足度を高める取り組みにつなげる必要があるとの認識で、豊洲市場協会などは2019~20年度に利用実態調査を行った。本連載の最終回では、同調査で検討委員会座長を務めた東京海洋大学副学長の婁小波教授(58)がその結果を念頭に置き、豊洲市場関係者に提言した。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
冨樫 真志
水産庁
4

再エネ海域利用法と漁業との関係

私は、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(以下「再エネ海域利用法」という。)の検討から実際に同法に基づく数県の協議会が設置されるまでのプロセスに水産庁の窓口として携わった者として、今回、「再エネ海域利用法と漁業との関係」というテーマでリレーコラムを担当します。

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水産振興コラム
定置漁業研究について
第11回 定置漁業と漁獲量管理について
長谷 成人
(一財)東京水産振興会理事

昨年の6月に、水産振興コラムにおいて、秋サケの大不漁のような気候変動等に伴う対象魚種の動向変化、大型化する台風等のリスク増大、魚種選択性が低い中で漁獲量管理に軸足を移す国の資源管理方策への対応等定置漁業の課題を挙げさせていただきました。
その後、リレー形式で定置漁業をめぐる諸課題について多くの方からの報告がこのコラムに寄せられました。

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水産振興 資料館

東京水産振興会が60年以上の事業のなかで蓄積してきた膨大な水産業資料の一部を閲覧できます。逐次追加。

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バックナンバー
  • 最新刊
    洋上風力発電の動向が気になっている

    第9回 五島沖における洋上風力発電事業の取組

    野口 市太郎
    水産振興コラム
    202110
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  • 水族館の飼育係と「食」との交わり

    第12回 父娘の絆で作られていた三宅島のくさや

    新野 大
    水産振興コラム
    202110
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  • 船上カメラマンとして見つめた水産業 #6

    第6回 船上カメラマン、落ちる!

    神野 東子
    水産振興コラム
    20219
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  • 座談会 平成の漁業制度改革

    矢花渉史/長谷成人/山口英彰/藤田仁司/横山健太郎/
    森健/赤塚祐史朗/萱嶋富彦/永田祥久/清水浩太郎/
    加悦幸二/中村真弥/木村聡史/藤田晋吾/塩見泰央/
    冨澤輝樹/牧野誠人/西尾暁
    水産振興ウェブ版
    水産振興ウェブ版 第629
    202110
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  • 内水面漁協による環境保全活動について

    玉置泰司/坪井潤一/阿久津正浩/高木優也/久保田仁志/
    吉田 豊/小原明香/山口光太郎/関森清己/星河廣樹/
    澤本良宏/傳田郁夫
    水産振興ウェブ版
    水産振興ウェブ版 第628
    20219
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  • 内水面3魚種(アユ、渓流魚、ワカサギ)
    の遊漁の振興策

    中村智幸/坪井潤一/阿久津正浩/髙木優也/武田維倫/
    山口光太郎/星河廣樹/澤本良宏/降幡充
    水産振興ウェブ版
    水産振興ウェブ版 第627
    20212
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