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水産振興誌

最新刊
652
20266

豊饒な海へ 多魚種漁獲漁業から
海の律動と社会の時間スケールの調和

石村 学志

豊饒という言葉は、肥沃な大地が農作物を豊かに育むさまを表す。大地を耕すことで、大地と人間の関わりが生まれ、大地そのものが豊かさを増す。日本の海を「豊か」と評するとき、私たちはその豊かさを「豊饒な海」と呼べるだろうか。漁獲漁業は、海と私たちの関わりの接点を形作る。海から漁獲された魚は、市場に水揚げされた瞬間から、新たな価値を得る。水産加工・流通といった経済活動を経て、私たちの食卓に届く。

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