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水産振興コラム
進む温暖化と水産業
第23回 
我が国におけるTAC管理対象資源の拡大について
加納 篤
水産庁
2024年7月

我が国のTAC管理制度は、ご存じのとおり、国連海洋法条約の的確な実施を確保するため、平成8(1996)年度に導入・開始されました。 当時は、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(TAC法)の下で、① 採捕量及び消費量が多く、国民生活上又は漁業上重要な海洋生物資源、② 資源状態が悪く、緊急にTACによる保存及び管理を行うことが必要な海洋生物資源、③ 我が国周辺水域で外国漁船による漁獲が行われている海洋生物資源、のいずれかに該当するものであって、TACを決定するに足るだけの科学的知見の蓄積があるものについて、魚種単位で選定されることとされており、平成8(1996)年7月にサンマ、スケトウダラ、マアジ、マイワシ、マサバ及びゴマサバ、ズワイガニが対象として選定され、平成9(1997)年1月からTAC管理が開始されました。

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