一般財団法人 東京水産振興会

水産振興ONLINE

水産振興はこれまで多くの水産関係の皆様にご愛読いただいてまいりましたがより多くの皆様に親しんでいただくため「水産振興ONLINE として電子版の掲載を開始いたしました。「水産振興ONLINE 『水産振興第617号以降の号の電子版を掲載す「水産振興ウェブ版水産に関する様々な寄稿を掲載す「水産振興コラムにより水産に関する幅広い情報発信を行うサイトです。

最新刊
水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
冨樫 真志
水産庁
4

再エネ海域利用法と漁業との関係

私は、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(以下「再エネ海域利用法」という。)の検討から実際に同法に基づく数県の協議会が設置されるまでのプロセスに水産庁の窓口として携わった者として、今回、「再エネ海域利用法と漁業との関係」というテーマでリレーコラムを担当します。

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水産振興コラム
船上カメラマンとして見つめた水産業
神野 東子
5

昆布の香り

昆布と聞いて連想されるものといえば、やはり出汁のきいたお味噌汁だろうか。はたまた、おしゃぶり昆布や酢昆布などのおやつだろうか。何と言っても、昆布巻きや佃煮として食卓を彩るおかず、という事になるのだろうか。
昆布は、日本料理に欠かせないものであり、今から約1万3000年前から約2500年前まで続いたといわれる縄文時代より重要な食料として存在していたようだ。縄文時代のどの年代から、どのように食されていたのかは定かではないが、昆布の産地として名高い函館で見つかった縄文時代中期の大規模集落跡で、漁業を営んでいた形跡は見つかっているようだ。ひょっとして1万年以上前に暮らしていた縄文人も、縄文土器で出汁をとって魚介と一緒に食べたり、煮付けておかずにしたり、おやつとして食べたりしていたのかもしれない。もしかしたら、昆布水がスポーツドリンクのように飲まれていたのかもしれない…というのはあくまで想像だが、想像もつかないくらい古い時代から日本の地で食べられているなんて、何だかワクワクする。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
塩原 泰
(一社)海洋産業研究会
3

漁業と洋上風力との共存の道を探る

水産庁の梶脇様よりバトンを引き継ぎ、本リレーコラムを担当することになりました一般社団法人海洋産業研究会(以降、海産研)の塩原と申します。このような機会をいただいた一般財団法人東京水産振興会様に感謝の意を表するとともに、同会長谷理事におかれましては、本リレーコラムの第1回目に海産研の取り組みをご紹介いただき、お礼申し上げます。

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水産振興コラム
豊洲市場 水産物流通の心臓部
第10回 番外編(築地魚河岸)
八田 大輔
(株)水産経済新聞社

東京・豊洲市場の前身の旧・築地市場場外に、銀座を有する中央区の生鮮市場「築地魚河岸」はある。築地の活気と賑わいを将来に継承する施設として出発。豊洲でも営業する仲卸業者らの店約50が1階に並ぶ。豊洲で仕入れた生鮮品を早朝はプロ向け、午前9時から一般向けに販売する。第10回は番外編として、築地魚河岸事業協議会理事長を務める豊洲のマグロ専門仲卸、(株)樋栄の楠本栄治社長(66)を取り上げる。

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水産振興コラム
水族館の飼育係と「食」との交わり
新野 大
高知県立足摺海洋館 館長
10

土佐清水の干物を干す風景

SATOUMIがグランドオープンしてもうすぐ、一周年だ。オープン前は、コロナ禍の中、本当にお客様が来てくれるのだろうか?と心配していた。
しかし、それは杞憂に終わり、来館者数は令和2年度の目標11万2千人を10月中にクリアし3月末で17万5千人を超え、5月28日には20万人目のお客様をお迎えすることができ、ホッと胸をなでおろした。そのほとんどのお客様が高知県内と愛媛県からの来館者である。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
梶脇 利彦
2

洋上風力発電と漁場

「洋上風力発電と漁場」というテーマで(一財)東京水産振興会の長谷理事からバトンを受けました。漁場と洋上風力発電にどのような関係があるのでしょうか。それをこのコラムで掘り下げてみたいと思います。北島三郎の演歌「北の漁場」の歌詞にもあるように、「漁場」は「漁師」が魚を獲る「仕事場」です。その漁師の仕事場に、新たな仕事場を求めるのが洋上風力発電です。

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水産振興コラム
豊洲市場 水産物流通の心臓部
第9回 開設者編
八田 大輔
(株)水産経済新聞社

多種多様な民間の業者が集まり、それぞれが役割を発揮することで、生鮮食料品などをマーケットに安定的に供給する卸売市場機能が形づくられている。彼らに市場施設という場所を貸し、円滑な運営がなされるよう取り計らっているのが開設者(公設の場合は多くが地方自治体)だ。豊洲市場では東京都が務める。第9回開設者編で登場するのは、移転の混乱期に築地市場場長を務めた松田健次管理部長(52)。

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水産振興コラム
洋上風力発電の動向が気になっている
長谷 成人
(一財)東京水産振興会理事
1

洋上風力発電と漁業

洋上風力発電の動向が気になっています。菅政権は、「2050年の脱炭素社会の実現」を掲げました。その実現には、再生可能エネルギーの導入拡大が不可欠であり、その切り札として期待されるのが海上に風車群を設置する洋上風力発電だということで、最近しばしばニュースで見聞きする機会が増えたせいです。

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水産振興コラム
船上カメラマンとして見つめた水産業
神野 東子
4

世界最大のタコ

タコ焼きやお寿司、タコ飯などとして、世界一タコに親しんでいるのが我々日本人だ。何の因果か知らないが、世界最大のタコが他でもない日本に生息している。正確には、アラスカやカナダを含む北太平洋から日本の東北以北の海に生息しているようだ。そのタコは、真冬に旬を迎えるミズダコである。肉質の柔らかさが特徴のため、タコ焼きやタコ飯として食べるよりも、タコしゃぶにしたり、サッと塩茹でしてお醤油と一味唐辛子、または酢味噌で和えて食べたり、オリーブオイルに調味料を加えてカルパッチョにして食べたりするのがおすすめだ。

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水産振興コラム
定置漁業研究について
第11回 定置漁業と漁獲量管理について
長谷 成人
(一財)東京水産振興会理事

昨年の6月に、水産振興コラムにおいて、秋サケの大不漁のような気候変動等に伴う対象魚種の動向変化、大型化する台風等のリスク増大、魚種選択性が低い中で漁獲量管理に軸足を移す国の資源管理方策への対応等定置漁業の課題を挙げさせていただきました。
その後、リレー形式で定置漁業をめぐる諸課題について多くの方からの報告がこのコラムに寄せられました。

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水産振興ウェブ版
627
20212

内水面3魚種(アユ、渓流魚、ワカサギ)の遊漁の振興策

中村智幸/坪井潤一/阿久津正浩/髙木優也/武田維倫/山口光太郎/星河廣樹/澤本良宏/降幡充

レジャーは人々の息抜きや生きがいとなる。健康を増進する。ひいては、社会に活力を与え、経済活動や文化創造に寄与する。釣りを代表とする遊漁もレジャーのひとつであり、その人気は高い。また、内水面の漁業協同組合の収入の中で遊漁者が納付する遊漁料の割合は高く、漁協経営にとって遊漁は重要である。しかし、日本では遊漁について積極的な普及や政策が実施されているとは言いがたい。そのような状況を打開するため、東京水産振興会は2016年度から2019年度の4年間、委託事業「内水面の環境保全と遊漁振興に関する研究」を実施し、4試験研究機関がアユ、イワナ・ヤマメ等の渓流魚、ワカサギの遊漁研究に取り組んだ。

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水産振興ウェブ版
626
202012

漁村女性のこれまで、そしてこれから
—全国漁協女性部連絡協議会60周年を記念して—

副島久実/三木奈都子/関いずみ

日本の漁村には、魚を獲ったり、魚を育てたりする生産に関わる仕事(海上作業)に関わる女性たちがいます。彼女たちはどのように関わり、どのような役割を果たしているのでしょうか。実態調査をもとに、彼女たちの仕事や役割をみてみます。自家漁業の陸上作業に従事する女性の割合は30.6%、加工場の従業員は女性が60.1%(2018年漁業センサス)となっており、女性の漁業・水産業における役割の中心は陸上活動であることがわかります。しかし、海女や夫婦操業のように、女性が海上作業に従事する地域は少なくありません。海上作業に占める女性の割合は11.5%(2018年漁業センサス)となっています。近年では、神奈川県や三重県の事例のように、自らが経営者として漁船漁業を営む女性も出てきています。

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水産振興 資料館

東京水産振興会が60年以上の事業のなかで蓄積してきた膨大な水産業資料の一部を閲覧できます。逐次追加。

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バックナンバー
  • 最新刊
    洋上風力発電の動向が気になっている

    第4回 再エネ海域利用法と漁業との関係

    冨樫 真志
    水産振興コラム
    20217
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  • 船上カメラマンとして見つめた水産業 #5

    昆布の香り

    神野 東子
    水産振興コラム
    5
    20217
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  • 豊洲市場 水産物流通の心臓部

    第10回 番外編(築地魚河岸)

    八田 大輔
    水産振興コラム
    20217
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  • 内水面3魚種(アユ、渓流魚、ワカサギ)
    の遊漁の振興策

    中村智幸/坪井潤一/阿久津正浩/髙木優也/武田維倫/
    山口光太郎/星河廣樹/澤本良宏/降幡充
    水産振興ウェブ版
    627
    20212
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  • 漁村女性のこれまで、そしてこれから
    —全国漁協女性部連絡協議会60周年を記念して—

    副島久実/三木奈都子/関いずみ
    水産振興ウェブ版
    626
    202012
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  • 水産業における外国人労働力の導入実態と今後の展望

    佐々木 貴文
    水産振興ウェブ版
    625
    202010
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