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うみ・ひと・くらしシンポジウム 2013 in 東京

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報告書

うみ・ひと・くらしシンポジウム 2013 in 東京

要旨

全国の漁村や漁業の現場では、数多くの女性が活躍しています。夫婦操業等で各種漁業の海上作業に従事したり、水揚げした魚の選別・運搬、漁具の仕立てや修繕等、さまざまな陸上作業も行っています。また、漁家の女性の多くは漁協女性部のメンバーとして、環境保全や魚食普及等のさまざまな活動を長年にわたって行い、漁業と漁村を支えています。

また近年では、漁家収入の増大(雇用の場の創出)や、未利用魚・低利用魚の有効活用等を目的として、漁協女性部を含むさまざまな形態の漁村女性グループによる経済活動が全国各地で行われています。具体的には、地魚を使った加工品製造・販売、食堂やお弁当での食事提供の他、体験漁業や朝市の運営等、その内容は多岐にわたります。

こうした漁村女性たちによる新たなチャレンジは、地域漁業の維持・発展や漁村の活性化等の大きな活力源となります。そのため、全国の活動状況の把握や情報交流等を踏まえ、これらの活動を支援し拡げていくことは、男女共同参画社会の実現という目標も含めて、漁業・水産業の重要な課題です。

そこで当会では、漁村女性の活動支援や調査研究等を行なう研究者グループ「うみ・ひと・くらしフォーラム」(当時)と連携した漁村女性グループの活動支援を、2008年度より実施しています。具体的には、これまでに主として以下の取り組みを行ってきました。

(1) 「うみ・ひと・くらしシンポジウム」の開催
(2) 「うみ・ひと・くらしミニシンポジウム」の開催(※下記参照
(3) ニュースレター「うみ・ひと・くらし通信」の発行(別ページ参照
(4) ジャパン・インターナショナル・シーフードショーへの出展支援

上記のうち「うみ・ひと・くらしシンポジウム」は、全国各地で活動をしている漁村女性を中心に水産関係者やさまざまな分野の方々が一堂に会し、地域で活躍する方々や商品販売等に関する有識者による話題提供、各グループ自慢の商品・料理の試食会、現地視察等を行います。また、参加者全員による意見交換(みんなでトーク、もっともっとトーク)等を通じて、お互いの取り組みや悩みを共有するなどして、学び合い、交流を深めてきました。各回の内容はそれぞれ報告書として刊行し、公表しております。

うみ・ひと・くらしミニシンポジウム」は、商品開発や衛生管理等、さらに具体的な学習テーマを設定し、地域限定で小規模開催するものです。2010年度以降、これまでに9回開催しています。なお、ミニシンポジウムは報告書等の刊行はしていませんが、別ページで紹介する「うみ・ひと・くらし通信」で一部の開催結果について記事を掲載しています。

なお、当会では2020年度より、漁村女性グループの活動や商品および漁村でのさまざまな活動情報等を幅広く紹介するための専用ウェブサイト「漁村の活動応援サイト」を公開しています。また、「うみ・ひと・くらしフォーラム」は2020年に一般社団法人 うみ・ひと・くらしネットワークに改組し、2022年より公式ウェブサイトを開設しました。それぞれのサイトもぜひ以下よりご覧ください。

漁村の活動応援サイト
https://gyoson.suisan-shinkou.or.jp/


一般社団法人 うみ・ひと・くらしネットワーク 公式ウェブサイト
https://umihito.net/

開催概要

  • 日程:2013年9月7日~8日
  • 場所:豊海センタービル(東京都中央区)

主な掲載内容

わたしたちに今、できること —うみ・ひと・くらしを考える—

  • この十年で私たちは何をしてきたのか(うみ・ひと・くらしフォーラム)
  • これからのうみ・ひと・くらしフォーラムについて思うこと(同上)
  • ヨーロッパの漁村女性の活動と漁村女性ネットワーク AKTEA(アクティア)について(Katia Frangoudes 氏)
  • フランスのカキ養殖とわたしたちの女性グループの活動について(Annie Castaldo 氏)
  • グループでトーク
  • みんなでトーク

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